日本の世界遺産7
白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年・文化遺産)
☆白川郷は岐阜県大野郡白川村萩町にあり、五箇山は富山県南砺市相倉、菅沼にある。
世界遺産には、萩町集落59棟・相倉集落29棟・菅沼集落9棟が登録。
そしてこの地域は日本有数の豪雪地帯あるため、農業ではなく養蚕や和紙すき・塩硝が盛んだった。また、住民20~30人で暮らす大家族制がとられていた。そのため、必然的に居住空間は大きくなり、合掌造りの家は3~5階建てという一般の家と比べるととても大きくできている。
☆何故、合掌造りなのか?
合掌造りは厳しい自然環境で暮らすために作られている。豪雪地帯の家はすべて屋根が急こう配になっている。これは強風を受け流したり、冬には雪を滑り落とす役目を担っている。
雪の重さを逃がすため、結合部は釘などを一切使わず、太い柱と大小の丸太材を縛っている。
萱葺き屋根は、30年~40年に一度「結」という組織によって行われる。
まっぷる 富山 立山・黒部 五箇山・白川郷 '18 (まっぷるマガジン)
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